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CPM(米国不動産経営管理士)のご紹介

青山物産では、四方田と福永がCPM(米国不動産経営管理士)を取得し、学んだ投資分析と、CPMネットワークを日々の仕事で役立てています。

今回は、CPMを簡単に知っていただければと思い、ご紹介します。

CPM(Certified Property Manager:サーティファイド・プロパティー・マネージャー)は、米国では80年以上の歴史がある、プロパティ・マネージメント(いわゆる資産管理)を行うための資格です。

世界大恐慌(1929年)の後に創設されたIREM(全米不動産管理協会:本部はシカゴ)が管理する資格で、プロパティ・マネージメントの最高峰資格であり、米国をはじめ世界十数か国で普及しております。
※日本の支部は、IREM Japan。
米国では「不動産を買う前に優秀なCPMを買え」という言葉があるほどです。


世界各国(日本、アメリカ、カナダ、中国、韓国、ブラジル、南アフリカ共和国、ウクライナ、等)、CPM資格保有者は約8,500人。うち日本では521人が活躍しております(2019年3月末現在)。南アフリカで同じバッジをつけて活躍している人がいると思うと、心が躍ります。

資格取得に際しては、一定の実務要件を満たし、半年間のIREMの定める教育課程を修了し、2日間にわたる修了試験に合格する必要があります。

宅地建物取引士のように業務独占資格ではありませんが、「オーナー利益の最大化」を主目的に、倫理やコンサルティング実務など、多岐にわたって深い知識が求められる資格です。

教育課程

CPMの認定試験を受験するには、IREMが定める以下の教育課程を修了する必要があります。

  • プロパティマネージャーのための倫理(ETH800)・・・2日
  • プロパティマネージャーのための金融計算と戦略(FIN402)・・・2日
  • 不動産のメンテナンスとリスクマネジメント(MNT402)・・・2日
  • プロパティマネージャーに必要とされる人材管理(HRS402)・・・2日
  • プロパティマネージャーのためのマーケティングとリーシング(MKL405)・・・2日
  • 不動産資産の融資と評価方法(ASM603)・・・2日
  • 不動産資産の実績評価(ASM604)・・・1日
  • 不動産資産の実績評価―上級応用(ASM605)・・・1日

合計で21日、時間にして約155時間。
各授業すべてにテストがあり、すべてに合格しなければなりません。

最終試験(MPSA試験)

全ての授業とテストを終えると、制限時間4時間で150問を解く、CPM検定があり、このCPM検定をクリアすると、最終関門のMPSA試験(Management Plan Skills Assessment)があります。

MPSA試験。全く初体験の、思い出すだけでもゾッとする、もう二度と受けたくない試験です。制限時間は、2時間、、ではありません。2日間!

試験内容は、論文提出。
仮の不動産オーナーに対して、与えられた条件の中で、オーナーの目的(IRRやCCR等)を達成するための、資本改善手段や想定される結果をレポートにまとめるというものです。

厄介なのが、授業からそうなのですが、単位がドルだったりフィートだったりと、馴染みのない単位であること。米国発祥の資格だから仕方ないのですが。。テキストは日本語ですが、米国のテキストを日本語訳してあるので、最初は違和感があると思います。

1日目は9時に始まり、1時間のランチタイムを挟み17時まで7時間。
2日目は、初日同様9時に始まり17時まで。ですが、、、この日はランチタイムであっても一切外出できません。昼食まで用意されるという徹底ぶりで、8時間缶詰め状態です。
※700/1000以上で合格(足切り科目あり)

費用

約80万円

なぜ受けたか、受けてどうなったか?

「不動産を買う前にCPMを買え」という言葉が印象的で、受験することにしました。
定量分析ができる力が必要不可欠だと思ったからです。

今では、IREM東京支部の役員をさせていただき、月に一度の会議に参加し情報交換をしています。

また、投資物件を持つことができたのが大きかったと思います。

やはり、オーナー様の気持ちに近づくには、自分が不動産オーナーにならなければわからない。これに尽きると思います。理論だけでは限界がありますからね。

CPM紹介HP
http://www.irem-japan.org/about_cpm/

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