長く賃貸管理の現場を経験してきました。自身もオーナーとして不動産投資や賃貸経営を行っています。その経験を共有し、皆様の賃貸経営にお役立ていただければと思い本ブログを運営しています。1976年生まれ、2人の娘の父です。
【保有資格】CPM®(米国不動産経営管理士)/(公認)不動産コンサルティングマスター/ファイナンシャルプランナー/宅地建物取引士/相続アドバイザー
賃貸経営をしていると、様々なトラブルに見舞われます。
設備故障はその最たる例ですが、原因が分かっているため、設備自体を取換えるなり、修理をすることによりすぐに解決できる問題です。
しかし、一番厄介なのは、騒音や臭いのように「人の感じ方」で変わる問題です。
弊社青山物産の管理物件では、こんな問題がありました。
入居者「キッチン下からドブのような臭いがします。食器類にも臭いがうつって困っています。。」
私「そうですか。下水から臭いが上がってきているような感じですか?」
入居者「下からではなさそうですね。でもキッチン下に臭いが充満しています。」
私「わかりました。とりあえず、これから向かいます」
現地で確認すると、確かに臭うような臭わないような。。。
その日は、脱臭剤をいくつか置いて、様子を見ることにしました。
数日後、入居者さんから再び電話が。
入居者「また、臭いが。。。」
私「そうですか。オーナーと相談して連絡します。」
まずは臭いがどのくらいあるのか、第三者の判断が必要だと思い調べてみることに。
そして、オーナーに相談の上「臭気判定士」に依頼をすることになりました。
依頼した会社は、日本デオドールという会社。
日程を合わせ、女性担当者と男性(上司)が一緒に現地にやってきました。
臭気判定士2人が、まるでソムリエのようにキッチン下の臭いをかいでいる姿は、あまり見たことがない光景でした(笑)
臭気判定士「脂肪のような臭いを確認できました。この部分を塞いで、自社のスプレーを使えば臭いは消えます。」
これを受け、臭気確認報告書と工事指示書に従い、施工会社にコーキング材で箇所を塞ぐ工事をしてもらいました。
更に、2週間後。
入居者に確認をしましたが、臭いはないとのこと。
オーナーも私も、安心しました。
臭気判定士に依頼することで、目に見えなかったものが数値化し、解決することができた例でした。
・臭気問題は、原因が簡単に特定できない場合は、臭気判定士に依頼するという手もある。
・臭気問題を曖昧にすると、退去に繋がる可能性が高いので、素早い対応が必要。
日本デオドール
https://www.deodor.co.jp/
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